平成23年度 活動実績
今年度は、特に、映画化の可能性調査に力を入れて活動を展開してきた。
脚本家のあべ美佳氏、映画プロデューサーの岡雅史氏に参画していただき、現地調査、関係者ヒアリング等を行い、映画化の可能性調査を行っていただいた。その可能性調査報告書に基づき、町への報告等を行い、町民検討委員メンバーにより、今後の制作活動を進めるための財政支援等を町長に要望した。
町長からは、「個人的には、志田先生は宝と思う。町や県、国から負担金、補助金を引き出しても、制作費1億円への残金分は、やはり、民間で対応していただく必要がある。ぜひ、民間主導で制作に向けて動いてほしい。」との回答であった。
それを受けて、今後の新たな展開に向けて検討したというのが、今年度の活動の特徴である。
1.映画化の取り組み−映画化可能性調査の実施
- 依頼先及び依頼内容
○脚本家 あべ美佳氏(尾花沢出身、東京在住)
「もし、映画をつくるとすれば、どんなストーリーにしていくか」−オオバコ作成
○プロデューサー 岡 雅史氏(北海道出身、東京在住)
「もし、映画をつくるとすれば、その方法・手段(制作資金、体制、スタッフ、スケジュール等)を、どのように考えていくべきか」−制作手法
- 調査報告期限 8月末
- 報告会の開催 9月1日(町3役、第2回実行委員会)
- 調査結果後の対応
○町民委員による検討と町への財政支援要望
○町への財政支援要望結果を受けての今後の取り組み方の検討
2.周子の生涯に学ぶ学習懇談会
- 単独の開催はできなかったが、あべ氏、岡氏両氏の現地調査の際に、町民委員を中心としたメンバーへの情報提供、意見交換、懇談会を開催した。※経費は「映画化の取り組み」で対応
3.周子映画化シンポジウム
- 単独開催できなかったが、第2回実行委員会時にあべ氏、岡氏両氏から映画界の情報提供や可能性について、また、第3回実行委員会開催時の調査報告会において、映画化の可能性について理解を深めた。 ※経費は「映画化の取り組み」で対応
4.パンフレット作成
5.パネル展
- 9/9〜11/9 大井沢秋まつりに合わせて大井沢温泉館で展示
6.診療所跡活用
- 10/15〜10/23 大井沢秋まつりの一環として、施設の見学開放を行った。
7.連携事業の展開
- 大井沢地区による大井沢秋まつりの事業の中で、「志田周子」の生涯の価値観や本実行委員会の取り組みの啓発、普及を行った。
8.資料収集整備
- 大井沢小中学校で志田周子先生と一緒に過ごされた室岡慶子先生(山形市)所有の写真アルバムや特集記事が掲載された当時の週刊誌等から貴重な資料を収集した。(かもしか学園の資料収集も一緒に)
9.マスコミ情報提供・PR等
- 実行委員会開催時等に山形新聞の取材対応
- 山形県人権擁護委員連合会機関紙での特集記事掲載
- 山形県女性医師ネットワーク機関紙に県医師会主催「志田周子生誕100周年シンポジウム」開催(H22/3月)時の記録掲載 等