動き出す映画化運動!
皆さんは、女医「志田周子」をご存知でしょうか。昭和初期、当時、陸の孤島と言われ、無医村であった大井沢村で診療を行い、村民の生命を守るともに、女性活動の先駆者として婦人会会長や村議会議員(後に西川町女性議員第一号に)を務め、また、優れた歌人としても名を残しました。
女性であるがゆえの逆境、母親の死による弟たちの母親代わり、村民の大きな期待・・・独身を通し、幾多の困難を乗り越えながら村(地域)のために生涯を捧げたひとりの女性の生き様は、時を経ても、現代に生きる私たちの心に訴えてくるものがあります。また、社会的な公人としての活躍の合間に見せる一個人―人間「周子」の表情も魅力的な輝きを放ちます。
その「女医志田周子」の生き方を宝として捉え直し、映画化を行うことによって、後世に伝えていくとともに、地域や町、ひいては山形県の活性化に役立てていこうという動きが始まりました。
映画化へのロードマップ
制作スケジュール
- H25
- 制作資金募金活動、制作活動準備
- H26
- 制作資金募金活動、制作委員会設置、制作・撮影開始
- H27
- 撮影終了、上映
※あくまでも想定であり、条件が整えば前後することがあります。
これまでの活動(各年度をクリックすると詳細ページへ移動します)
- 平成25年度
『「志田周子の生涯を銀幕に甦らせる会」活動趣意書』を制作・活用し、これまで以上に広範かつ重層的な啓発事業を展開することで、より多くの理解者を得て、映画製作費の募金を強力に推進していくこととしています。また脚本制作やプロデューサー活動を具体的に依頼し、秋季を目処にそれぞれの活動についての中間報告会を開催します。
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- 平成24年度
これまでの活動経過、実績を踏まえるとともに、町長からの回答を受けて、改めて、民間主体による映画制作を目指していくことを確認し、啓発活動として「志田周子新聞の発行」や「ホームページの開設」、この取組に賛同する会員の募集を開始するとともに、主要民間団体や個人会員で構成する『志田周子の生涯を銀幕に甦らせる会』を設立(H24.2)しました。改めて制作資金募金を1億円とし、条件が整えば平成26年から平成27年までを撮影期間とし、平成27年には上映したいことを確認しました。
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- 平成23年度
映像化の手段として「映画化の可能性調査」に力を入れて活動を展開。脚本家の阿部美佳氏、映画プロデューサーの岡雅史氏に参画していただき、現地調査、関係者ヒアリング等を行い、劇映画化に取り組んでいくことを決定しました。そしてその推進母体は民間主体で行っていくことを確認しました。
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- 平成22年度
志田周子生誕100周年を契機に、県、町、地元(大井沢)、関係機関で『やまがたの宝「志田周子」資源活用化実行委員会』 を設立(H22.6)、実行委員会各構成団体・機関の連携の下に、各分野において各種事業を展開しました。
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- 平成20〜21年度
村山総合支庁が主体になり、地域に尽力した人々の調査の結果、志田周子をピックアップ。やまがた「地域の宝」映像化戦略会議を設置し、その可能性や進め方について検討しました。(各年度に1回ずつ)
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